プリントQ & A
転写プリント |
コピー転写 | ソルベント転写(溶剤系インク) |
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カッティング転写 | インクジェット転写(染料系インク) | |
昇華転写 | デジタル転写 | |
プレス機 | ||
シルクスクリーンプリント |
製版機 | 印刷機 |
乾燥機 | インク | |
その他 |
転写プリントについて
コピー転写について
Q
コピー転写とはどのような転写でしょうか。
A
カラーコピー機(複合機)やカラーレーザーのプリンターで出力する転写シートのことです。コピー転写にはオイルタイプとオイルレスタイプのトナーがありますが、現在市販されているプリンターほとんどがオイルレスタイプです。
濃色生地(黒・紺)に転写できる濃色用と淡い色(白・生成り)に転写できる淡色用タイプがあります。
複雑なデザインの転写はイラストレーターでデザインの回りにトンボを付けて転写シートにプリントアウトし、プロッターでその回りをカットします。
スケルトン(淡色用)は、デザインの部分のみを転写できるます。(淡い色のデザインには向いてません)
他の淡色用の転写シートはプロッターでカットできないので、カッターやハサミでバックペーパーごとカットします。
ソルベント転写(溶剤系インク)について
Q
ソルベント転写とはどのような転写でしょうか。
A
ローランドやミマキの大型のインクジェットプリンターでプリント&カットできる転写シートのことです。
ソルベントインク (溶剤系インク)でプりントするためコピー転写に比べ洗濯性や耐摩擦性が優れているのでスポーツアパレルやユニフォーム系のお客様に好評です。
インクジェット方式なので、コピー転写に比べ網点やグラデーションの再現性が優れています。
カッティング転写について
Q
カッティングラバー転写とはどのような転写でしょうか。
A
イラストレーターのデザインをプロッターを使用してカッティングラバーシートをカットしてロゴやマークを作成する転写方法です。
フィルム(ウレタン樹脂)をカット(鏡像・ミラー)するので、洗濯性に優れユニフォームやサッカー等のチームウエアーに最適です。
細かい文字(ゴシック・1c㎡)でもカットとカストリ(余白な部分の取り除き)がスムースに出来ます。
ナイロンフレックスを使用すれば、ナイロンジャンパーにも、手軽に転写が出来ます。
インクジェット転写(染料系インク)について
Q
インクジェット転写とはどのような転写でしょうか。
A
エプソンやキヤノンの染料インクのインクジェットプリンターで使用できる転写シートです。市販のプリンターを使用出来るため、設備費用が安価です。
コピー転写に比べ、インク代のランニングコストが高く、転写した素材の風合いが少し硬いです。
ジェットダーク(濃色用・A3)はトンボを付けてプロッターでカットできます。
昇華転写について
Q
昇華転写とはどのような転写でしょうか。
A
EPSON PM-G4500(A3)やEPSON PX-7550(ロール紙)等を使用して昇華インキで専用シートにプリントする転写シートです。
EPSON PM-G4500(A3)はオリジナルプリント用、EPSON PX-7550(ロール紙)はスポーツアパレル仕様のタイプになっています。
ポリエステルの素材(白のみ)やポリエステルコーティングされたマグカッップ等へ転写します。
デザインの部分のみ転写されポリエステル生地の糸にインキが染まるため、手触りがソフトで自然な感じに仕上がります。
デジタル転写について
Q
デジタル転写とはどのような転写でしょうか。
A
各種タイプが有り、いずれのタイプも版代とシート代が掛かります。
コピー転写やソルベント転写を使用している方でも、複雑で細かなデザインにはデジタル転写がお勧めです。イラストレーターのデータを弊社にメールして頂き、デジタル転写シートを作成いたします。
納期は約8~10日かかります。
プレス機について
Q
プレキ機はどのようなタイプが良いでしょうか。
A
プラテン(熱板)が上下するあおりタイプと扇のようにスイングするスイングタイプが有ります。
シルクスクリーンの乾燥機にも使用する場合は、下ゴテにTシャツを挿せるタイプが便利です。
スイングタイプは自動機も手動機もしっかり加圧できるので、厚手のユニフォーム等の転写にも適しています。
プレス機は均一に圧力と熱をかけることができるため、家庭用アイロンに比べしかっりと生地に転写できるので、洗濯性等が良くなります。また、業務用はプレス機での転写が必須です。
シルクスクリーンプリントについて
シルクスクリーン製版機について
Q
シルク製版機はどんなタイプがあるのでしょうか。
A
弊社では、イージースクリーンプリンターのサーマル製版とカッティング製版をご用意しています。
・サーマル製版とは
サーマル製版はイラストレーターのフォトショップのデータをパソコンよりイージースクリーンプリンターへ送り熱でフィルムを溶かす製版方式です。
サーマル製版は乳剤版に比べてフィルムを使用しないため、網点やグラデーションの再現性が優れております。トンボを作成して2色、3色刷りの版を製版できます。
・カッティング製版とは
カッティング製版はナイロンスクリーンをローラーフレームに紗張りし、正像でカットしたカッティングシートを転写して作成する方法です。
カッティングシートで抜けるデザインであれば版の作成が出来ますが、網点やかすれ文字等のデザインはプリント出来ません。
トンボを作成することにより2色、3色刷りの版も製版できます。また、1版で150枚から200枚程刷れます。
シルクスクリーン印刷機について
Q
シルクスクリーン印刷機はどんなタイプがあるのでしょうか。
A
シルクスクリーン印刷機は1色機、4色1テーブル機、4色4テーブル機、6色6テーブル機をご用意しております。
1色印刷だけなら1色機、2色以上で小ロットは4色1テーブル機(シルバープリント)、場所があって中ロット以上の場合は4色4テーブル機(Reily Hopkins)をお勧めいたします。
シルクスクリーン乾燥機について
Q
シルクスクリーン乾燥機はどんなタイプがあるのでしょうか。
A
4色4テーブル機以上ですと、コンベア乾燥機 (170度・65秒)が便利で生産性が上がります。
1色機、4色1テーブル機の小ロットタイプですと、プレス機での乾燥が便利です。
プラチゾルインクで印刷したTシャツ等をプレス機の下ゴテに載せ、その上にホワイト離型紙をのせてプレスすれば乾燥します。
(乾燥条件:温度:165℃、時間:40秒、圧力:弱圧)
スポット乾燥機で1色目を印刷した後、2色目以降を刷る前に15秒から20秒程、仮乾燥を行います。
シルクスクリーンインク(プラチゾルインク)について
Q
シルクスクリーンインクはどんなタイプがあるのでしょうか。
A
プラチゾルインクの特徴は水性インクに比べて臭いが少ないことと、時間が経っても版の目詰まりがほとんどないことです。
インクの洗浄液としてペイントうすめ液を使用しますが、シンナー系の臭いが苦手な方にはオレンジの香りがする「TR BLEND 液」を お勧めします。ペイントうすめ液がインクを伸ばして薄めていくのに対して、「TR BLEND 液」はインクの成分を分解し洗浄します。
プラチゾルインクは隠蔽力がありますが、黒や紺のTシャツにイエローやピンク、蛍光色等の淡い色で刷る時は二度刷りが必要です。
ポリエステル素材への印刷は昇華止め対策用の「1550 SPOT PRO インク」をお勧めします。場合によっては二度刷りが必要です。
その他
Q
プリント素材の取り扱いはないのでしょうか。
A
Tシャツや帽子のメーカーを弊社よりご紹介させて頂きます。